遠 野:柳田国男の「遠野物語」で知られた民話の宝庫、遠野の山中に五百羅漢があると聞き 訪れてみました。
JR遠野駅の西南 2Km、ひっそりした山腹の木立の中、苔むした無数の自然石に線刻された羅漢像が肩を寄せ合っています。
この地方は夏に冷たい北東の風「やませ」が吹き、冷害・凶作の歴史を繰返してきた。
そして、今から 200年余り前、江戸時代後期に東北地方を襲った大飢饉では多くの餓死者がでました。
これに心を痛めた大慈寺の義山和尚が、犠牲者を供養するために五百体もの羅漢像を彫りつづけたと伝えています。
一関藩のおかかえ医師・建部清庵が、凶作に対する備えや食べられる草木のことを著した「民間備荒録」と「備荒草木図」が残っているそうです。
農業技術が進歩した日本、食べ残すほど飽食な今の日本餓死という言葉は実感が伴わない、そして 食べることで 生き抜くのが難しかった時代があったことも想像できない ......
今を生きる子供達いじめを苦にした自殺が多い、いつの時代も生き抜くのは難しいようです。 マスコミは、その自殺の原因を詮索し 苦渋に満ちた責任者?の声を吊し上げ的に放映している?。
その姿を見た子供達が、自ら命を絶つことで 苦しみから逃げられ 加害者?に抗議・復讐ができると感じていたら.........考え過ぎであろうか。
いじめが辛いときは「学校に行かない!!」など、不登校を勧める位の放送を!!
いま、日本の食料自給率はカロリーベースで 40%程度、食生活の洋風化が急速に進み自給率の高い米の消費が減り 数字が下がったらしい。
食料の60%が輸入品、世界最大の食料輸入国だとか。
何かを考えなければならないのだろう......... |